12か月点検でお預かりした際、後席のドアが開かないので一緒に見てほしいとの依頼がありました。

外からも内からも開かないとのこと。まずは現車を確認することにしました。

外のドアハンドルを引いてみるとかなり軽く、手ごたえがありません。ハンドルは大抵プラスチック製なので、経年劣化で根本が折れて開けられなくなることがあります。

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今回もそのパターンなのですが、内側からも開かないというのは普通はありません。

少し悩みましたが、原因は簡単なことでした。

それは、チャイルドロックがかかっていたことです。

チャイルドロックは、子供が勝手に外に出られないように外側からはドアが開けられるが、内側からは開けられなくするという機能で、大体の車の後席についています。

まれに後席が内側から開かなくなったという話がありますが、いつの間にかチャイルドロックがかかっていたのが原因というのはよくあります。

今回はチャイルドロックがかかって内側から開けられない状況で、なおかつ外側からも開けられなくなったため、両側から開けられない状況になったということでした。

幸いドアが閉まった状態でも内装を外せる構造だったため、中からチャイルドロックの解除が可能でそこまで苦労しませんでしたが、車種によってはドアを開けないと内装を固定するネジやクリップを取り外せない場合があります。そういった場合はどうやって外して修理すればいいのでしょう…

安全のための機能で修理に支障が出ることがあるのですね。